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マンションの玄関ドアに補助錠を取り付けて欲しいという依頼でした。
補助錠をつけるともう一本鍵を持ち歩かないといけなくなります。その他いろいろな理由で鍵がなくても開けられる補助錠をつけて欲しいというお客様がいます。

今回取り付けたのはデジタルロックDXという鍵です。
機械式の番号錠なので電気工事をする必要もありませんし、電源を確保しなくても済みます。

開けるときには決められた番号をプッシュしてノブを回すだけです。

とても簡単で便利な鍵です。しかし、必ずしもどんなドアでも取り付けることができるというわけではありません。玄関ドアの様式によってはドアの強度が弱いために一定の破壊強度を保てず合わないことがあります。
扉にあった補助錠をつけるようにして下さい。

小さな子供が外に勝手に飛び出してしまうのを防ぎたいというお宅や痴呆のお年寄りが深夜徘徊してしまうのを防ぐのにこのような番号錠は便利です。番号を知っている人じゃないと開け閉めできません。

また、住宅だけではなく店舗の事務所やオフィスなどでも活躍します。
従業員全員に鍵を持たせるのは紛失のリスクがあり心配だというのであればこのようなボタン式の鍵を使うといいでしょう。

ビルとビルの間に鉄製の門扉があるのを見たことがあるでしょうか。
ビルの敷地につながっているため、関係者以外の人を入れないために門扉をつけているのでしょう。
今回はその扉の警備を厳重にするために鍵の取付を依頼されました。
これまでは打ち掛けの空錠がついていたそうです。アームと受け座の穴に南京錠をかけて施錠をしていたそうです。
しかし、防犯性を考えるとアームと南京錠だけでは不安が残ります。きちんとした鍵を取り付けて欲しいとのことでした。

今回の門扉は格子扉になっていますので手を間から通せば簡単に内側の鍵を開けることができてしまいます。
通常のドアノブではなく外側からも内側からも一本の鍵で開け閉めができるドアノブを取り付けることにしました。
この鍵にすれば部外者が勝手に入ってくることもなくなるでしょうし、出入りするときにアームをいちいちはずしたりかけたりといった手間も省くことができます。

新しく取り付けた鍵はゴール社製の湯にロックバックセットにしました。

このような門扉の鍵はビル以外でも一般的な住宅の裏口や門扉の鍵として取り付けたり、学校や病院などで作業することもあります。

悪意があってもなくても敷地内にだれでも入れるようになっていると色々と困ることがあると思います。もし鍵のついていない裏口や門扉があるのでしたら鍵の取付をおすすめします。

シャッターボックスの鍵交換をお願いされることがあります。
シャッターボックスは主にガラス張りの店舗や倉庫、車庫、ガレージなどに使われているものです。

シャッターボックスをキーで開けると中には軽量スチールシャッターを上げ下げするためのボタンがあります。

今回鍵交換を依頼してきたお客さんは諸事情により鍵を紛失してしまったそうです。
どこに鍵があるかわからないのでとにかく交換して欲しいということでした。

シャッターボックスにはたまに工業系の特殊錠が使われていることもあります。しかし、電子部品以外の交換なら大抵即日で対応することができます。

今回、鍵交換自体はスムーズに作業を終えることが出来ました。
しかし、蓋の蝶番がボックスの本体から外れてしまっていて、鍵をかけてもパタパタと動いてしまっていました。
お客様も気になっていたようでしたのでこの部分もきちんと接合部分を溶接して修理させていただきました。

こんな感じで鍵屋は鍵そのものだけではなくその周辺まで作業をさせていただくことがあります。扉や蝶番が壊れていたらせっかくの鍵がきちんとかかりませんからね。だから、鍵屋としてやっていくためには鍵のことだけ勉強していればいいというわけではないんです。

玄関の鍵が抜けないというお客様からの連絡がありました。
実際に見に行ってみたところ、シリンダーに鍵が刺さったままぬけない状態になっていました。

このトラブルの原因は3つ考えられます。
一つ目はシリンダーの中で不具合が起きていてデスロックになってしまっているということ。
もう一つはドアの内部の錠前に不具合があってデスロックになってしまっていること。
みっつめは精度の低い合鍵を使ったために抜けなくなってしまっているということです。

今回のお客様の場合にはシリンダー内部に不具合が起きていました。
鍵内部の可動部分に金属針が入ってしまっていて回転を邪魔していたのです。

玄関のドアは鍵が開いていたので故障したシリンダーは簡単に取り外すことが出来ました。
そして新しい鍵に付け替えで対応という形にさせていただきました。

このように故障してしまったのはなぜでしょう。
考えられるのは鍵穴に汚れが溜まっていたということです。鍵を回しにくくなっていたためにお客様で浸透系の機械油を注して応急処置をしたのでしょう。しかし、機械油を注したことによって余計にホコリがたまって鍵穴内がドロドロになってしまっていたのです。
ドロドロしたホコリがやがて乾燥すると金属に付着硬化します。鍵が回りにくくなってしまうのです。

お手入れを自分でしようと思ったら機械油は絶対に避けて下さい。パーツクリーナーなどで洗浄した後で専用の潤滑剤を使うのがおすすめです。